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弩等のモンゴル横断

昨日日本に居たと思ったら、今日はモンゴル。
世界を股に掛ける俺ってワイルドかも(笑)。
なんか自分でも、信じらんないところがある。

でも日本からウランバートルは簡単に行けた。
現在モンゴルでは、日本人観光客ならビザ無しサービス中(但し、滞在一ヶ月以内)。
パスポートさえ有れば、あとは飛行機の手配をするだけ。
当日、空港にパスポート一つ持って行くだけでモンゴルだ。
ビザが要らないとこんなに簡単、国内旅行に毛の生えた程度なのだ。
やはり大相撲で郷土力士の頑張りが効いているのかも知れない。
日本はうだる様な暑さだったが、こちらは気温が高いが、湿度が低いらしく、日陰にはいると涼しく、過ごしやすい。
日本人が相撲を奪還する前に、生モンゴルは如何でせうか。
あ、それだと当分ビザなしが続くかな~ ってが。

明日バイクの整備後、いよいよウランバートルをスタートする。
モンゴルの西端まで、およそ2000km程度の旅になりそうだ。

8月6日
出発が遅れて昼過ぎになる
ウランバートルを出た途端雨。
結局この雨は夕方まで止むことはなかった。
150kmほど走ったところから、幹線道路から外れてブルガンへ向け、北上する予定だ。
しかし、幹線道路をいくら走ってもそれらしい道路がない。
GPSを見ると30km前に通過しているようなので引返してみる。
GPSもガーミンワールドマップしかないため、かなりアバウトな表示となるが、モンゴルのローカルソフトが入手出来なかったのでしかたがない。
スタンドで聞いて、ようやくその道を探し出し、ホッとするもつかの間、かなりの悪路である。
幹線道路から外れるとは言へ、県道クラスの道の筈、それがこの状態では先が思いやられる、幹線道路ほどではなくても、それなりに整備されてても良いはず。
後になり、そう考ていた自分が、どんだけ甘かったか知ることになる。
なにせ、この先、幹線道路さえもこの道路より数段厳しい箇所はいくらでもあるのだ。


雨路。
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道がぬかる時は、草原を走る。
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夕方ようやく雨が止んだが、泥で滑りコケたので、ここでテントを張る
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8月7日
昨日とは打って変わって良い天気だ
自分が走ってきた道路を昨日から見ているのだが、まったくと言っていいほど交通量がない。
予定ではこの道をもう百数十キロ走らなければならないことになっているが、ほんとうにこの道路で良いのかどうも怪しい。
考えた末、ここは思い切って予定を変更し、30キロ程戻り、幹線道路の南廻りにコースをとることにする。


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幹線道路まで戻るとアスファルトを走れる。
しかし、それもあと200kmあるかどうか。
取り合えずアスファルト最後の町、アルベイキアーをめざす。
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バイクで馬追をしているので写真を撮ったら、
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そばに来た。
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羊毛を運ぶトラック自体が羊のようだ。
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途中、若者のバイクが故障している所に遭遇、バイクは中国製で、先ほどの馬追の車と同じのようだ。
この場面では助けざるを得ない。
幸いキャブ調整だけで即なおったんで、日本人の株があがったか(笑)
しかし、このレベルの故障は自分で修理出来ないと此処ではヤバイとおもうのだが。

残念ながら写真撮り忘れた。

アルベイキアーまで100km,前方に雷雲がいるんで今日はここまで。

右下に見えるのがテント。
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8月8日 今日もいい天気。

滅多にない案内板。
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アルベイキアーを通過、いよいよアスファルトが終わり、本当のモンゴルが始まる。
まずは、250km先の町、バヤンホンゴルにむかう。
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本当のモンゴルは直ぐにやってきた。
前から来た車がボンネットまで水に浸かってるのを見てビビる。
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幾重にも見える道路だが、実は一本道。これでも主要幹線道路なのだ。
こんな道がこれから1300km続くとは、この時点では知らない。
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途中寄ったゲルで歓迎される。
ネイティヴな人達は純粋で温かい。
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バヤンホンゴルに到着。
しかし、その出口が分らない。
街内で、80km先の村、ボンボゴルへの道を5回ぐらい聞くがハッキリしない。
取り合えずそれらしい道を走り出すがどうも怪しい。
町から10km出たところで夜になる、しかたがないので脇道でキャンプ。
テントの中でルートを確認するとやはり道を間違ったようだ。


8月9日
目が覚めると、近くに車が2台止まっている、テントをたたんで道を聞きに行って見ると、
やはりこの道ではないようなので、町まで引返し、ようやく正しい道を発見する。
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あんまり汚れているんで途中の川でやむなく洗車
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一本道の筈なのだが、ときに道幅が10km以上となり、遥か彼方の脇道を走っている車を見ると、道を間違ったのではと、不安になる。
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遂にコケる。低速なんで怪我は無いが、バイクが重くて起こせず、通りがかった車に手伝ってもらって起こす。
深い砂に足を取られたのがコケた原因だが、その前にこんな理由があった。
 
‥‥ぶっ続け走り続けたんで、体が休みたいと悲鳴をあげる。
 しかし、あと2kmで今日の走行予定の250km。
 せめてそこまでは我慢して走ろう。

と、完全に我慢することに気持ちが集中し、注意力がかなり低下いていたのだ。
我慢と無理は違うことがよく分った。
我慢はOK、無理はNGなのだ。
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カメラのフィルターがこうなった。幸い、他は無事。
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こけた場所のup。かなり深い砂だ。普通なら回避しているはず、反省。
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それから20km走り、270kmでキャンプ。



8月10日
今日はアルタイまで走る予定だ。夜明けと共に出発する
ここでテントを張ったのだが、写真を撮るのを忘れた。
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一見良さげな道路に見えるが、ここもかなりの波状路のため、車が全然通らない。
そのため、山羊がこんな感じでのんびり出来る。
車は下に見える脇の道を通る。
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本日の目的地アルタイに到着。
ここで、乾電池やパンをゲット。

ジェベルのタイヤ空気圧調整で立ち寄った修理工場
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アルタイの出口。次の目的地はホブド、到着は翌日の予定。
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‥‥‥周囲の景色や温度がどうも砂漠のような気がする。
地図を確認すると、思いっきりゴビ砂漠であった。

地図をろくに見なかった俺も悪いが、砂漠なんて走る予定がなかったのだがこれだ。
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とにかく暑い、いや熱い。走っていても熱風がくる。日陰で休みたいが、そんな物は皆無。
そのうえ、道路が思いっきり波状路や深砂。20~30km/hの徐行走行が150キロ以上つづく。
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廻りに少し緑がでてきた、砂漠の一番キツイところはなんとかクリアーしたようだ。
暗くなってきたんで此処でキャンプ、しかし、いくら峠は越したと言っても砂漠。
砂漠でキャンプ、理由は分らないが、なんか不安な気持ちがある。
そして、その不安が現実となった。

砂漠走行の疲れで、ぐっすり寝ていたところ突風が襲ってきた。
まさにドカンっと言ふ感じで0から一瞬で暴風に大気が変化!

外ではバイクが今にも倒れそうな音がするが、折れそうなテントの支柱を必死で支えているため、外に出ることが出来ない。

そこで、思い切って支柱を外して、テントを潰してみたところ、これが正解。
テントが潰れると風の抵抗が無くなるのと、中の荷物のおかげで外へ出てもテントが飛ばされることはなかった。

バイクを風にむけて負荷を減らした後、潰れたテントに寝袋のように頭だけ出して潜り込む。
取り合えず危機を脱してホッとしたのと、疲れからそのまま眠ってしまった。

‥‥‥‥‥‥‥‥なんかの物音、目を覚ます‥‥!。
途端ギョッとする、夜明け前の薄暗い中、1mも離れていない所に犬の頭が3個見える。

野犬だ!思わずテントの中に頭をそーっと潜らせる。
息を殺して、ヒタスラ耐える。

テント越しに耳元でフンフン犬が嗅いでいる。

生きた気持ちがしないが、このまま攻撃されたら、居直って思いっきり暴れるしかないな、とかバイクにある食料がやられるかもとか、考えながらじっと耐える。

‥‥どのくらいたったろうか、物音がしなくなり、しばらくしてからそーっと頭を出してみると犬はいなくなっていた。

バイクの食料も問題なさそうだ。

ホッとするが、いや参った、なんとも訳の分らない夜であった。

日が昇って気温が上がらないうちに砂漠を抜けたい。
そそくさと出発準備していると「モー!」っと牛らしい鳴き声がする。

何だと思って側にある小さな丘に登ってみると、なんとその下に10頭程度の牛の群れがいる。
多分先ほどの犬も野犬ではなく、そこの仲間であろう。
考えてみれば、こんなところでは野犬も生活できないだろう。


8月11日
テントをたたんでそそくさ出発、今日はホブドだ。
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ようやく砂漠を抜けたようだ、アルタイ山脈が迫ってきた。
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一休みしていると
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トラックの運ちゃんが話しかけてくる。
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どうやらアルタイ山脈の麓のようだ。
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車に道を聞いたらビールが出てきて「まあ飲め」。
バイクに跨ったままビール一気飲み。
これが日本だったら、重罪だが、この国では日本の昭和30年程度。
すっかり酔っ払い運転、これならいつ人をはねても不思議ではない‥‥筈だが
日本でマスコミが報道している内容とは俺の場合ちょっと現実は違うようだ。
ライディングがいつもより安定している。
いつもはいろんな不安を背負って走っているため、あれこれ考えすぎて運転に集中できない。
しかし、いまはそんな余計な不安は消えて運転に集中できるのだ。
つまり酒を飲んだ方が安全運転の場合もあることがよくわかった。
日本ではこれは、トンでもない反体制な言論なのだが、実際そうなんだから仕方が無い。

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前線の影響で、短時間にあらゆる天候を体感、途中強風でバッグのレインカバーが飛ばされた。
通常こんな場合何処かに、引っかかる物だが、此処はモンゴル、小さく小さく見えなくなるまで草原を転がっていった。

そんな体験をしつつ、ようやくホブドにたどり着く、なぜかきれいな街だ。
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ホブドで一番のホテルだが、風呂はもちろんシャワーもなし。
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ホテルのこの柵のドアを牛が鼻で勝手に開けて入ったのを見てタマゲル。

写真の場面はホテルの人に見つかってまた柵から追い出されたところ。
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8月12日
ホブドの出口が分らずウロウロしたがようやく発見、郊外にはゲルの集落があった。
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ここはホブドを出たばかりの地点、今日はモンゴル最後の町ウルギーを目指す。
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毎度御馴染みとなった川わたり。
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なんとかクリアしたがもう無いことを祈る。
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此処はアルタイ圏、高度が上昇していくにつれ、景色が変化していく。
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観光客狙いの鷹なんだが、こんな辺境な地には滅多に人はこない気がするのだが。
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この後すぐ雨が降り出し、ウルギーまでずっと雨路、滑る路面、ハンドルに力がはいる。

何とかコケずにウルギーに辿りつく、幸いホテルは割と早く見つかった。
結局この日は夜まで雨。明日はいよいよモンゴル国境越えの筈だったのだが、此処に連泊し、道路が乾くのを待つことにする。
以前すれ違ったライダーが、ウルギーから国境までのルートは難所で、ブロックタイヤでないとかなり厳しい、っと言っていたからだ。


8月13日
翌日は快晴、お陰で溜まった洗濯物がすっかりクリア、町からの出口も探し出し、出発準備完了。


8月14日
昨日に続いて快晴、おかげで道路はすっかり乾いている。
今日は、いよいよモンゴル国境越えだ。

昨日の内に調べておいた街の出口
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これが例の難所、峠のキツイ斜度をトラバースしながら下っていく、確かに雨天だと辛いはずだ。
しかし、難所はここだけで、あとは普通の悪路であった。
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国境近くで一休み、この景色も見納めか。
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ここが、モンゴル側の国境ゲート、11時頃まで開かなかった。

此処を通過して、山を越して数キロ走ると今度はロシアのゲートがある。
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これでモンゴル編終了。

この6日間は我がバイク人生において、最も過酷で辛い経験であったが、日が経つにつれ、その素晴らしさが見えてくる。いつかまた走りたいところだ。

やることが有り過ぎて、ブログが進まず申し訳なし。
次回はロシア、ヨーロッパ編を一気に掲載予定です。

が、またまたしばらく時間をちょーだいします(^^)v



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プロフィール

損師

Author:損師
今年(2011年) 58歳になる親父です。
ただ今、バイクによるユーラシア大陸横断を計画中。

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