FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

我到達最北端

風でバイクが斜めになりながら北を目指す。

そして、平成二十三年二月七日十六時三十分、ついに日本最北点に到達した。

……だが、自分の最北端と言ふイメージは、ヒタスラ北に向かい、その果てに有るって感じなのだが、実際は海岸線を走っていてたまたま横にモニュメントがある状態である。
ボーっと走ってると、もしかすると通り過ぎるかもしれない。

しかし何と言おうと此処は日本で一番北なのだ。
何ともいえない達成感がある。

本当の目標は稚内の国際フェリーターミナルなのだが、やはり此処は偉大な地なのだ。

俺も人の子、別に観光旅行ではないはずだが、早速記念写真の用意をする。

しかし、風が強くてカメラが飛ばされる。
石を風除けにして何とか撮影。

1.jpg

大分薄暗くなって来た。

そろそろ寝る場所を確保しなければならない時間であるが、実は寝る場所の見当はついている。

今履いているスパイクタイヤは、オークションで落札したのだが、このタイヤの出品者、つまり前のオーナーだが、今年の正月に、此処に来ているのだ。

このタイヤをイーハトーブに履かせ、この近くで野営している。

つまり、今自分が履いているこのタイヤは、ここを2ヶ月前に一度踏んでいるのだ。
うーん、なんとなく浪漫を感じるような。

その縁で、アドバイスをもらい、取って置きの場所を教えてもらったのだ。

早速、そこに行って見る。
そこは最北端モニュメントからオホーツク側に400m程行った防波堤である。

港に入っていくと雪で道がない、しかしそこを抜けたところに防波堤があるので、無理矢理に雪の中を漕いで進んだらドテッと倒れる。
ゲッこれって初コケ? ま、走行とは言い難いのでノーカウント(無理矢理)と言ふことにした。

そこでその防波堤だが、非常に良いロケーションだ。

ゴーっと風が唸っているのにもかかわらず、風も雪もほとんどあたらない。
これなら問題なく泊まれそうだ。

その時、「そう言へばメシを全然食ってねぇ」ことに気が付いた。
昨日の朝食以後、口に入れたのは、お茶一杯とコーラ一本だけだ。

思えば朝に、高速SAを出発してから、まるで何かに取り憑かれたように、殆んどノンストップで走り続けたのだ。

日程の遅れからの焦りもあったが、昔から走り出したら止まらない体質のようだ。
歳なんだから、もう少し自覚してペースを調整しなければなんねと反省する。

このまま寝たら、身体が持たないかもしれない。

と言ふわけで、食い物を探しに一旦道路まで引き帰す。

しかし、もう食堂はやっていない。

GSで聞いてみたが、7キロ程度行ったところにコンビニがあるとのことだが、この極寒状態でもうそこまで行く気力がない。

GS店内で小休止していると、カップ麺が置いてある。
聞いてみると販売するとのこと。
即座に2個購入し、お湯をもらって腹に入れる。

これで、野営に身体は耐えれるはずだ。

防波堤に戻り、ヨイショっとバイクを降りようとした時、足があがらずシートに引っ掛け、バイクもろ共バッタリコケる。
これで二度コケだ、気力は保っているのだが、もう身体がついてこない。

テントを設営作業に入る。

風が唸る中、全く人気がないところにポツンとある外灯が、周囲をオレンジ色に浮き上がらせている。

ここはロケーションとしては良い所だが、何とも言えない寂しさが漂う。
2011_0207(024)_convert_20110308230246.jpg

シュラフに潜りこみ家に電話する、しかし便利な世の中になったものだ。
こんな寂しいところでも普通にワイフと気軽に話が出来る。
なんと心強いのだろう、しかし、こんなことは、本番では簡単に出来ないだろうなぁ。
もっと精神を鍛えなければなんねぇ。

しかしまさか、今日のうちにここまで来れるとは思っていなかった。
お陰で日程の遅れも全て解消したので、明日は自分への褒美で宿に一泊することにする。

宗谷を少し南下した日本海側にサロベツがある。
そこにある”あしたの城”と言ふ宿に電話したところ、冬季も大丈夫と言ふことで予約がとれた。

急に心に余裕が出来た気分で就寝。
今回、シュラフはインナー用保温シーツとシュラフカバーを追加し、万全の状態である。

span>

コメントの投稿

非公開コメント

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。