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遂に来たぞ!最終目的地

二月八日

7時30分 電話で起こされる。

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ワイフから凍死してないかの確認コールだ。

幸い生存している。

シュラフを無敵装備にしたお陰で良く寝たようだ。

今日の行程は、宿あしたの城までの約70km。
昨日に比べれば全然余裕だ。

ゆっくりテントを畳み、最終目的地である稚内、国際フェリーターミナルに向けて、昼過ぎに出発した。


出るとすぐ最北端があるので、とどめのワンショット
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30km程走ると稚内に到着。目的のターミナルまであとわずかだ。
しかし、今日はジェベルの機嫌が悪い。

ついに稚内市内で動かなくなった。

しかし、もうこの状態も慣れてきたので、左程気にならなくなった。
案の定、しばらく待ったら起動した。
不調のまま、ストールしないように、吹かしながら走る。


キタァー!

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ついに達成だ!
うーん何とも言えねぇぜ。

どれどれ、いったいどんな所なんだ?
この思いが、俺を此処まで引張って来たのだ。

見ると、思ったより小さいフェリーターミナルがあり、その側に此処とサハリン間を就航する船「アインス宗谷」が静かに停泊している。

フェリーターミナルには人の気配は無く、入口も雪に閉ざされている。

冬季間は就航していないので、ひたすら春を待っているのだろう。

ふつうの人には何でもない風景。しかし、俺の目には、この向うにある壮大な大陸が映る。

まずは記念写真だ。
最北端では、記念写真はちょっと抵抗があったが、今回は胸を張ってカメラの前に立てる。
俺の価値観、今更言うのもなんだが、やはりちょっとおかしいようだ。


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船の後方からの写真。
フェリーターミナル全体が映っている。
国際と言ふ割には向かいにあった国内ターミナルより小さい建物だった。
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ミッション完了、さて帰るか。

海岸線を南下開始、日本海から吹きつける風が唸る。
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これで、今回の宗谷アタック篇は終了です。


その後の経過

あしたの城で、いつも何気なく使っている、家、風呂、布団のすばらしさを知る。
そして、黒ラブ犬のんたと出会う。

通りすがりの札幌で雪祭りを見学。

苫小牧から新日本海フェリーで秋田港へ。
そこから、雪道のR7を、100km南下し、我家に無事到着。


我家の黒ラブ犬「虎徹」喜ぶ。

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我到達最北端

風でバイクが斜めになりながら北を目指す。

そして、平成二十三年二月七日十六時三十分、ついに日本最北点に到達した。

……だが、自分の最北端と言ふイメージは、ヒタスラ北に向かい、その果てに有るって感じなのだが、実際は海岸線を走っていてたまたま横にモニュメントがある状態である。
ボーっと走ってると、もしかすると通り過ぎるかもしれない。

しかし何と言おうと此処は日本で一番北なのだ。
何ともいえない達成感がある。

本当の目標は稚内の国際フェリーターミナルなのだが、やはり此処は偉大な地なのだ。

俺も人の子、別に観光旅行ではないはずだが、早速記念写真の用意をする。

しかし、風が強くてカメラが飛ばされる。
石を風除けにして何とか撮影。

1.jpg

大分薄暗くなって来た。

そろそろ寝る場所を確保しなければならない時間であるが、実は寝る場所の見当はついている。

今履いているスパイクタイヤは、オークションで落札したのだが、このタイヤの出品者、つまり前のオーナーだが、今年の正月に、此処に来ているのだ。

このタイヤをイーハトーブに履かせ、この近くで野営している。

つまり、今自分が履いているこのタイヤは、ここを2ヶ月前に一度踏んでいるのだ。
うーん、なんとなく浪漫を感じるような。

その縁で、アドバイスをもらい、取って置きの場所を教えてもらったのだ。

早速、そこに行って見る。
そこは最北端モニュメントからオホーツク側に400m程行った防波堤である。

港に入っていくと雪で道がない、しかしそこを抜けたところに防波堤があるので、無理矢理に雪の中を漕いで進んだらドテッと倒れる。
ゲッこれって初コケ? ま、走行とは言い難いのでノーカウント(無理矢理)と言ふことにした。

そこでその防波堤だが、非常に良いロケーションだ。

ゴーっと風が唸っているのにもかかわらず、風も雪もほとんどあたらない。
これなら問題なく泊まれそうだ。

その時、「そう言へばメシを全然食ってねぇ」ことに気が付いた。
昨日の朝食以後、口に入れたのは、お茶一杯とコーラ一本だけだ。

思えば朝に、高速SAを出発してから、まるで何かに取り憑かれたように、殆んどノンストップで走り続けたのだ。

日程の遅れからの焦りもあったが、昔から走り出したら止まらない体質のようだ。
歳なんだから、もう少し自覚してペースを調整しなければなんねと反省する。

このまま寝たら、身体が持たないかもしれない。

と言ふわけで、食い物を探しに一旦道路まで引き帰す。

しかし、もう食堂はやっていない。

GSで聞いてみたが、7キロ程度行ったところにコンビニがあるとのことだが、この極寒状態でもうそこまで行く気力がない。

GS店内で小休止していると、カップ麺が置いてある。
聞いてみると販売するとのこと。
即座に2個購入し、お湯をもらって腹に入れる。

これで、野営に身体は耐えれるはずだ。

防波堤に戻り、ヨイショっとバイクを降りようとした時、足があがらずシートに引っ掛け、バイクもろ共バッタリコケる。
これで二度コケだ、気力は保っているのだが、もう身体がついてこない。

テントを設営作業に入る。

風が唸る中、全く人気がないところにポツンとある外灯が、周囲をオレンジ色に浮き上がらせている。

ここはロケーションとしては良い所だが、何とも言えない寂しさが漂う。
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シュラフに潜りこみ家に電話する、しかし便利な世の中になったものだ。
こんな寂しいところでも普通にワイフと気軽に話が出来る。
なんと心強いのだろう、しかし、こんなことは、本番では簡単に出来ないだろうなぁ。
もっと精神を鍛えなければなんねぇ。

しかしまさか、今日のうちにここまで来れるとは思っていなかった。
お陰で日程の遅れも全て解消したので、明日は自分への褒美で宿に一泊することにする。

宗谷を少し南下した日本海側にサロベツがある。
そこにある”あしたの城”と言ふ宿に電話したところ、冬季も大丈夫と言ふことで予約がとれた。

急に心に余裕が出来た気分で就寝。
今回、シュラフはインナー用保温シーツとシュラフカバーを追加し、万全の状態である。

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今度はエンジンってがぁ

夜の内に雪が降り、サービスエリアは真っ白だったが、幸い本線は雪がない状態だ。
ジェベルは快調に走ってくれる。
旭川までは殆んど雪もなく通過、うーんこれはいいぞ。

しかし、当然だがそうは甘くない、徐々に道路が白くなって来た。

60km/h程度で走るのが必死の状態だが、車はぶっ飛んでゆく。
根性で走っていると、車がスリップして自爆している。

おぉー!慎重に走らねば。

そうしているうちにチラチラしていた雪がガンガン降って来た。
ヘルメットのシールドを必死に拭くがよく前が見えない。

最終的にシールドが凍りつき全く見えなくなった、もう目をつむったのと同じ状態だ。

ヨロヨロ左に寄りそのまま雪に突っ込む。

そのままコケずに刺さった状態で、後ろの車をいなして、シールドをしっかり拭いて「ウシッ!」っと気合を入れなおし発進。

なんとか 士別剣淵ICに無事到着。
高速道路はここで終了、ここからは国道北上となる。

料金所を通過し、ホッするのもつかの間、エンジンが止まる。
燃料コックを予備にして復活。

「なんだもう燃料が切れたのか、割と食ったなぁー」、っと思ったのだが、これがこれから広がる暗雲の兆候であった。

吹雪のR40を慎重に北上していく。

しかし、どうもエンジンの機嫌が悪い。アイドリングで止まる。

燃料が残り少ないからだろうか、GSがあったので早速給油する。
満タンにしてキックで始動。
言い忘れたが、北海道上陸のあたりから、セルで起動困難になっている。
キックだと普通にかかるので良しとしている。

その後、エンジンは調子いい。
やはり、給油したのが良かったのだろうか。

しかし、吹雪がキツイ、我がホーム庄内平野も地吹雪の名所だが、所詮本州、こちらはなんと言っても北海道なのだ。

写真:雪が止んだ一瞬を撮影
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なんとか音威子府(おといねっぷ)まで辿りつく。

ここから道は左右に分かれる。

左R40は日本海に抜けるルート。
右はR275、オホーツク海に抜けるルートだ。

かなり強い風が日本海側から吹いてくる。
オホーツクの方が一般に天気が良いので、右のルートを選択する。

しかし、しばらくしてそれは間違いだったことに気づく。

音威子府を過ぎたあたりから徐々に道路の雪が深くなっていく。
圧雪の上に新雪が乗った状態だ。

こうなるとスパイクが全く効かず、タイヤはスキーのように滑るのだ。

これがR40だったら季節風は厳しいものの、道路は主要幹線道路だけあって除雪は完璧にしてあるはずだ。

今更しょうがねぇ。

20km/h以下で慎重に走る。
それでも何度も滑ってコケそうになる。
なんども初コケを覚悟したが、幸か不幸かなんとかクリアしながらオホーツクの最初の町、浜頓別を目指す。

その時突然ジェベルのエンジンが止まる。
それもアイドリングとかエンストでなく、走行中に急に止まってしまったのだ。
それからいくらキックしても全く動く気配すらない。

うーん、参った。
辺境の地で一人、途方にくれる。

しかし、これも自分が望んだ修行なのだ。

さあて、どうする。

最悪の状態を想定する。
なんとか最短の村まで行き、バイクを預けて、稚内空港から一時帰宅し、態勢を整えて再度戻ってくると言ふ筋書きを書く。

しかし、今は兎に角、エンジンをかけることだ。

エイっとキック、途端、エンジンが復活したぁ!

ホッとするが、引きかえすかどうか考える。

しかし、此処まで来たらどっちでも同じなので、前進することに決定。

非常にエンジンが調子いい………しかし、しばらく走っているとまた止まる。
それで少し休むとまた起動し、調子よく走る。
それを繰り返す。

これは、覚えが有る ……CDIだ。
これが悪いとこんな感じになるのだ。
そうでなくとも、いずれこれは電気系統のトラブルだと思われる。
あのインターから降りた頃からのエンジンの不調は、燃料ではなかったのだ。

そうしているうちにある程度まともに走るようになってきた。
まぁだましだまし走ればなんとかなるようなので、気持ちも落ち着いてきた。

15時頃、敏音知と言ふ道の駅まで来た。

そこで、昨日の朝から何も食ってないので、ここでなにか腹に入れておかなければと、立ち寄って見たが食堂はないとのこと。
しかたがないので、またそのまま走る。

ようやく浜頓別、オホーツク海が見えてきた。

此処まで来ると、風で圧雪の上に乗っていた新雪が飛ばされてスパイクが効く路面状態である。
これなら、宗谷岬まで明るいうちにたどり着けそうだ。

西から来る強風を堪えながら走る、目指すは最北端だ。

写真:右がオホーツク海 この先に日本最北端、宗谷岬があるのだ
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